日本とベトナムの架け橋に
ブログ記事

ベトナム雑感

ベトナムは学歴社会:元技能実習生リーダー登用の落とし穴

日本では「努力次第で誰でも上に立てる」という現場主義・実力主義的な考え方が根強くあります。 しかし、ベトナムでは少し事情が異なります。 実はベトナムは意外なほど、学歴重視社会なのです。 大学を卒業しているかどうかが、社会 …

ベトナム政治、大転換の只中に

この1〜2年、ベトナムは政治的に大きな転換期を迎えています。 最も象徴的な動きが、共産党の最高指導部「トップ4」(書記長、国家主席、首相、国会議長)の相次ぐ交代と、それに伴う反汚職運動の加速です。 この動きの中心にいたの …

「恥をかかされる」とタガが外れるーベトナム人の“メンツ”と感情の臨界点

コロナ前のことですが、ベトナムでひとつの動画が拡散し、大きな議論を呼びました。 内容は、日本で働くベトナム人技能実習生が日本人社員から失敗を厳しく叱責され、そのやりとりの末に暴行に及んでしまったというものでした。 しかし …

ベトナムの「強すぎる家族の絆」がもたらす課題

ベトナム文化の根底には、何よりも深い家族の絆があります。 親は子どもに惜しみない愛情を注ぎ、子どももまた家族を深く敬愛します。 この家族愛の深さは、私たち日本人の想像をはるかに超えるものがあります。 しかし、この強すぎる …

急速に進むベトナムのキャッシュレス社会──変化を厭わない国民性

以前のブログ記事で、「ベトナムは変化を厭わない国民性が強い」と書きましたが、その姿勢は日常生活のさまざまな場面で感じられます。 とりわけ私が強く実感しているのが、ここ数年で急激に進んだキャッシュレス化の波です。 かつてベ …

ベトナムで感じる「安全意識」の違い

ベトナムに住み始めて、気づけば四半世紀が過ぎました。 長く住んでいると、ベトナム人と日本人の似ている部分、そして大きく異なる部分が見えてきます。 その中でも私が最も強く感じる違いの1つは、「安全に対する意識の低さ」です。 …

日本社会からの「積極的ドロップアウト」:ベトナムで見つけた私の幸せ

学生の頃、私は日本の社会が求める「成功」のレールに疑問を感じていました。 大企業で出世して高給を得たり、大きなビジネスを成功させて豪邸に住み、きらびやかな生活を送ったりすること。 多くの人が目指す「成功」の形が、どうにも …

ベトナム人の変わり身の速さ

少し前の話ですが、コロナ禍のさなか、世界各国が未曾有の混乱に直面する中で、ベトナムの対応は異彩を放っていました。 ロックダウンの厳しさは、日本の比ではありません。 軍隊まで動員して街は完全に封鎖され、移動は極端に制限され …

再び、決意を胸に——ホーチミン空港で見た風景

先日、所用があってホーチミン市のタンソンニャット空港に足を運びました。 ゴールデンウィークも終わりに近く、空港のロビーには、どこか緊張したような、それでいて寂しさをにじませた表情の人々が行き交っていました。 ふと目をやる …

ベトナムでの25年:異文化での苦悩がくれた贈り物

ベトナムでの生活を始めて、気づけば四半世紀もの月日が流れていました。 初めてこの地に降り立った日のことは、今でも鮮明に覚えています。 周囲の喧騒、飛び交う理解不能な言葉、そして何よりも、言葉が通じないことへの絶望感。 当 …

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