静岡市で25年ぶりとなる積雪が観測され、地元では驚きと喜びの声が広がっています。
歴史的な寒波に見舞われた日本ですが、その一方で、私たちがベトナムの活動拠点としているホーチミン市からは、全く異なる「熱い」ニュースをお届けします。
地元の企業様やビジネスパートナーの皆様が雪への対応に追われる中、遠く離れた地にいると、郷愁とともに「現地のリアルを共有したい」という想いが強まります。
静岡の静かな雪景色と、現在のベトナムが放つ圧倒的な熱量。このコントラストこそが、グローバルビジネスの面白さではないでしょうか。
現在、ベトナムは来週2月17日に迎えるテト(旧正月)を前に、一年で最も活気付く時期を迎えています。
本記事では、現地のビジネスや消費活動を象徴する「花市(ハナイチ)」の様子をレポートします。
ベトナム市場の根底にあるエネルギーを感じていただくことで、現地進出やパートナーシップのヒントになれば幸いです。
テトの花市に見る、ベトナム市場の爆発的なエネルギー
ベトナムの年末を理解する上で欠かせないのが「花市」です。
これは単なる季節の行事ではなく、国民全体の購買意欲が最高潮に達する、経済的にも極めて重要なイベントです。
なぜ「花」がビジネスや生活の核となるのか?
ベトナムにおいて、テトに飾る花や木は「新年の運気を引き寄せる投資」としての側面を持ちます。
家庭だけでなく、オフィスや店舗にも巨大な花が飾られ、縁起を担ぐために多額の資金が動きます。
この「縁起を重んじ、新しい始まりに投資する」という精神こそが、急速な発展を遂げるベトナム経済の力強いバックボーンとなっています。
街中が市場に変わる瞬間
実際に訪れた花市では、普段の光景を塗り替えるほどの圧倒的な物量と活気が溢れていました。
- 伝統と消費の融合: 1台のバイクに大人2人分ほどもある金柑の木を積み、颯爽と走り去る人々の姿は、現地のバイタリティを象徴しています。
- 街を彩る「黄色」と「赤」: 南部で愛される黄色の梅の花(ホアマイ)は、繁栄を象徴する色。街全体が「成功」への期待感で黄色に染まります。
- 若年層の参加: 伝統行事でありながら、Z世代を含む若者たちがこぞって着飾って花市を訪れ、SNSで発信する様子は、伝統が常にアップデートされている証拠です。

ホーチミン市の花市
静岡とベトナム、それぞれの「旬」を捉える
25年ぶりの雪に沸く静岡と、テトの熱気に包まれるベトナム。物理的な距離はありますが、どちらも「変化の節目」にあります。
私たちはこのベトナムの圧倒的な熱量を肌で感じながら、現地の文化を深く尊重し、日系企業としての知見を積み上げています。
来週火曜日のテト本番に向け、さらに高まる現地のエネルギーを日本の皆様のビジネスにも還元できるよう、今後も現地の「今」を発信し続けてまいります。


