「最初はあんなに一生懸命だったのに、最近の若手は日本語が全然伸びない……」
外国人技能実習生を受け入れている企業の担当者様から、このようなご相談をいただくことが増えています。
実は、実習生の日本語レベルには「世代交代による落とし穴」が存在します。
せっかく受け入れ体制が整ってきたはずなのに、なぜか後輩たちの言葉が上達しない。
このままでは現場のコミュニケーションに支障をきたし、事故やトラブルのリスクも高まってしまいますよね。
この記事では、多くの企業様が陥る「5期生の壁」の正体と、再び日本語力を向上させるための具体的な解決策をお伝えします。
【結論】日本語力向上には「インセンティブ設計」が不可欠
結論から申し上げます。
技能実習生の日本語力を継続的に伸ばすためには、「日本語能力に応じた手当や報酬などのインセンティブ」を設けることが最も効果的です。
なぜなら、受け入れが定着した環境では、実習生が「日本語を学ばなくても生きていける環境」に甘んじてしまうからです。
実習生の代を重ねるごとに起こる「負の連鎖」
弊社が日本語研修をお手伝いしてきた多くの企業様において、実習生の日本語力は以下のような推移を辿る傾向があります。
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1期生: 全てが手探り。必死にコミュニケーションを取ろうとする。
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2期生: 1期生の経験を活かし、効率よくレベルアップする。
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3・4期生: 教育体制が確立され、日本語力のピークを迎える。
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5期生〜: 「悪い意味でのおんぶにだっこ」が始まる。
なぜ「5期生」で伸び悩むのか?
5期生ともなると、現場には日本語が堪能なベトナム人の先輩(3・4期生)が既に存在します。
困ったときは先輩が通訳してしまい、本人が直接日本人と話す必要がなくなります。
その結果、「日本語ができなくても仕事は回る」という甘えが生じ、学習意欲が著しく低下してしまうのです。
成功事例:インセンティブがもたらすメリット
この状況を打破している企業様は、必ずと言っていいほど「評価の可視化」を行っています。
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日本語能力試験(JLPT)の合格手当: N3合格で月5,000円、N2で月1万円など。
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社内検定の実施: 現場で使う用語に特化したテストを行い、合格者に手当を支給。
具体的に「頑張れば給料が上がる」という目標を作ることで、先輩に頼りきりだった実習生たちの目の色が変わります。
これは単なる語学力アップだけでなく、「自分のスキルが評価されている」というモチベーション向上にも繋がり、結果として離職防止や作業効率の改善にも直結します。
まとめ:環境に甘んじない仕組みづくりを
技能実習生の日本語力低下は、彼らの資質の問題ではなく、「言葉ができなくても困らない環境」に原因があります。
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5期生以降は「先輩への依存」で日本語が伸び悩む傾向にある
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「日本語を学ぶメリット」を明確にするインセンティブの導入が有効
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評価制度を整えることで、現場の安全と生産性が向上する
「最近のベトナム人は……」と諦める前に、彼らがもう一度「日本語を学びたい」と思える仕組みを作ってみませんか?
貴社に合わせた日本語評価制度の作り方について、より詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。


