現場で真面目に働き、仕事も早く、周囲からの信頼も厚い。
「このベトナム人社員には、ぜひ特定技能2号にステップアップして、長く会社に残ってほしい」
そう感じている中小企業経営者の方は多いのではないでしょうか。
しかし、特定技能2号への移行は、直前になって準備すれば何とかなる制度ではありません。
実現のカギは、「早めの準備」と「段階的な育成」にあります。
ステップ①:まずは会社側が制度を正しく理解する
特定技能2号は、在留期間の上限がなく、配偶者や子どもの家族帯同が可能になる在留資格です。
その分、国が求める人材像は明確で、熟練した技能と現場を支える力が前提となります。
自社の分野で2号が認められているか、必要な実務経験や技能試験の内容を、まずは企業側が把握することが第一歩です。
ステップ②:日常業務で「2号レベル」を意識した役割を与える
2号人材には、単なる作業者ではなく、後輩指導や安全管理、日本人社員との調整力が求められます。
・作業手順を説明させる
・簡単な指示役を任せる
・報告・連絡・相談を日本語で行わせる
こうした経験を日常業務の中で少しずつ積ませることが重要です。
ステップ③:日本語力は“試験がなくても”早めに強化する
特定技能2号には、「外食」と「漁業」を除き、日本語試験の法的な必須要件はありません。
しかし実際には、日本語力が不足していると技能試験や実務評価をクリアできません。
現場で使う日本語表現や説明力を中心に、早い段階から育成しておくことが必要になります。
特定技能2号への移行には、最低でもN2レベルの日本語力がないと実務評価試験を突破できません。
現状の日本語がN3レベルだとしたら、少なくとも1年間の学習期間が必要です。
ステップ④:本人の意思確認は準備と並行して行う
現時点で本人の意向がはっきりしていなくても問題ありません。
「将来的に特定技能2号という選択肢がある」「家族と一緒に日本で生活できる可能性がある」
と伝えることで、本人は将来をより現実的に考え始めます。
家族帯同が可能になる点は、特定技能生にとって大きな安心材料・モチベーションになります。
特定技能2号へのステップアップは、人材定着と会社の成長を両立させる重要な戦略です。
さらに、家族を呼び寄せた後の生活不安を減らせるかどうかは、本人の決断に大きく影響します。
弊社では、特定技能1号から2号へのステップアップ支援に加え、来日するご家族への生活・学習面のサポートも提供しています。
外国人家族向けの学習・生活支援サービス
この支援サービスを通じて、日本での暮らしに安心して適応できる環境づくりをお手伝いしています。
「制度の準備」「人材育成」「家族へのサポート」までを一体で考えることが、優秀なベトナム人材に選ばれる企業になるためのポイントです。
特定技能2号へのステップアップをお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。


